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調査・質問内容

幸塚村(現前橋市幸塚町)の名前の由来について

図書館からの回答

公開日 2025/10/03

幸塚町(前橋市)は昭和29年に桂萱村等が合併してできた町であり、町の名前の由来は見つからなかった。 昭和29年以前に存在した幸塚村の名前の由来としては、資料によって細かな違いはあるものの、「昔は神塚村と呼ばれていた。虚空蔵様を背負ったお坊様が街道を通ってこの村にやってきた時、とても疲れていたので、休憩する場所を探したところ、幸いちょうどよい塚があったので、腰を下ろして休んだ。それから幸塚と呼ぶようになった」という内容が書かれている(参考文献1~5)。 また、神塚村と呼ばれていた頃の、神塚の由来は、「昔はこのあたりに赤城神社があり、その拝殿の裏には塚があり、塚の上にはご神木とあがめられていたモミの木があった。塚の上にご神木があることから神塚と呼んだ」という記述が参考文献5に見られる。

参考文献

タイトル 注記
1 前橋の伝説百話 (佐藤寅雄/編、前橋市観光協会 1974) p.168-169
2 勢多郡誌 (勢多郡誌編纂委員会/編、勢多郡誌編纂委員会 1958) p.859
3 桂萱の地名 小字地名の由来 (桂萱歴史友の会/編、桂萱公民館 2013) p.11
4 前橋・勢多西の伝説 (井野誠一/著、井野修二/著、あかぎ出版 2000) p.79
5 桂萱村誌  (〔桂萱村誌刊行委員会/編〕、桂萱地区自治会連合会 2006) p.653-654

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